現在様々な機関で、PCR検査を受けることができます。ただし、検査を受ける理由によって相談先や予約先が異なります。
この記事ではPCR検査を受けたい人に向けて、相談窓口の連絡先や、医療機関・検査センターの予約方法について紹介します。
PCR検査を受けたい理由別に、とるべき対応を紹介します。以下の4つの場合から、ご自身に当てはまるものを選んでください。
- 発熱などの症状があるとき
- 接触確認アプリ「COCOA」で接触可能性の通知があったとき
- 海外渡航に渡航する前や、日本へ帰国・再入国した後に検査を受けたいとき
- その他の理由で個人的に検査を受けたいとき
1. 発熱などの症状があるとき
発熱などの症状があり、自分がコロナウイルスに感染していないか不安に思うときは、まずかかりつけ医、地域の身近な医療機関や自治体の発熱相談センターなどのコールセンターに、電話で相談をしてください。
電話をした結果必要と判断されれば、医療機関の受診や、PCR検査の案内を受けられます。
首都圏の各自治体が設置している相談窓口の連絡先は、「「体調が悪いな」と感じたら-首都圏・1都3県の問い合わせ窓口」という記事を参考にしてください。
2. 接触確認アプリ「COCOA」で接触可能性の通知があったとき
接触確認アプリ「COCOA」を利用している方は、新型コロナウイルスに感染した人と接触した可能性がある場合に、通知を受け取ります。
通知を受け取った場合は、アプリ上の案内に従ってご自身の症状を入力したり、画面に表示された連絡先に電話をかけたりしてください。
症状や感染者との接触履歴についての確認が行われ、その内容に応じて医療機関に案内されます。
3. 海外渡航の予定がある場合や、日本へ帰国・再入国した後に検査を受けたい場合
TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)について
海外渡航の前や後にPCR検査を受けたい人に向けて、「TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)」が設置されています。
これは厚生労働省と経済産業省が運営する、PCR検査等が可能な医療機関の検索・予約申請サービスを提供するオンラインシステムです。
医療機関の検索・予約システムは、24時間365日利用することができます。
利用資格
ビジネス目的での渡航者に限ります。外国人でも、就労が認められる在留資格で就労していれば利用できます。(留学生の出国など、ビジネス目的以外での渡航者は、後日利用可能になる予定です。)
短期出張からの帰国・再入国後の場合でも利用できます。
2/20更新:海外渡航の予定がある人は誰でも利用することができます。
※帰国時検査は、ビジネス目的の短期出張者に限って利用することができます。
利用方法
2/20更新:利用方法は、ビジネス目的の渡航者とビジネス目的以外(一般渡航者等)で異なります。ご自身に当てはまるものを見てください。
ビジネス目的の渡航者には、就労が認められる在留資格を持っている外国人も含まれます。学生は、一般渡航者等に含まれます。
- IDの取得
A. ビジネス目的の渡航者 2/20更新
2/20更新:TeCOTにログインするときには、GビズIDが必要です。
まだ持っていない人は、はじめに取得してください。
GビズIDには3種類あります。どの種類のIDを取得した場合でもTeCOTを利用することができますが、今回はすぐに取得可能な「gBizIDエントリー」の取得方法を紹介します。
- GビズIDのウェブサイト(日本語)にアクセス
- 「gBizIDエントリーを作成」(灰色のボタン)をクリック
- メールアドレスを入力し、「登録」をクリック
- メールアドレスの確認画面が表示されるので「OK」をクリック
- 登録したメールアドレス宛に、GビズIDからメールが届きます。
- 届いたメールに記載されているURLにアクセスして、アカウント情報を入力します。
★「基本情報」には、法人の場合は法人番号を入力して「法人情報入力」ボタンを押してください。個人事業主の場合は、屋号と所在地を入力してください。どちらの場合も、代表者の名前を入力してください。
★「アカウント利用者情報」には、アカウントを管理する人の情報を入力してください。
★利用規約を読み、「規約に同意する」にチェックを入れてください。
★最後にパスワードを設定して「登録」をクリックしてください。(ここで登録するパスワードがTeCOTにログインするときのパスワードになります。) - 入力した内容に誤りがないか確認して「OK」ボタンをクリック
2/20更新:
B.一般渡航者等
一般渡航者等は、TeCOTのIDを取得してください。
※TeCOT IDは渡航者1人につき1つ必要です。複数人で渡航する時も、それぞれのアカウントを取得してください。
- TeCOTの一般渡航者向けページ(日本語)にアクセス
- 「TeCOT IDをお持ちでない方はこちら」(赤色のボタンの下)をクリック
- メールアドレスを入力し、「送信」をクリック
- 登録したメールアドレス宛に、TeCOTからメールが届きます。届いたメールに記載されているURLにアクセスして、利用規約を確認してください。確認したら、ページ下部の「同意して利用を開始する」をクリックしてください。
- 登録フォームに必要情報(氏名、住所、電話番号、生年月日)を入力し、「登録」をクリック
- 登録したメールアドレス宛に「【TeCOT】一般渡航者等向けアカウント 登録完了のお知らせ」という件名のメールが届いたら登録完了です。
- ログイン
2/20更新:
A. ビジネス目的の渡航者
- 2/20更新:TeCOTのビジネス渡航者向けページ(日本語)にアクセス
- 「TeCOTを利用する」(赤色のボタン)をクリック
- アカウントID(登録したメールアドレス)とパスワードを入力し「ログイン」ボタンをクリック
- 利用規約が表示されるため、内容を確認して「同意して利用を開始する」ボタンをクリック
2/20更新:
B. 一般渡航者等
- TeCOTの一般渡航者向けページ(日本語)にアクセス
- 「TeCOTを利用する」(赤色のボタン)をクリック
- 登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリック
- 登録したメールアドレスに「【TeCOT】ワンタイムパスワードのお知らせ」という件名のメールが届きます。そこに記載されているワンタイムパスワードを入力してください。ワンタイムパスワードの有効時間は10分です。
- 新規予約登録
2/20更新:ここからは、ビジネス目的の渡航者、一般渡航者等共に操作は同じです。
日本から出国する前と、帰国した後では検索方法が異なります。以下の手順を確認ください。
①画面上部の「新規予約登録」をクリックして、出国または帰国を選択してください。
②渡航先に対応する検査手法を確認する
記号の意味は以下の通りです。
※この情報は最新ではない場合があるため、渡航先の検査要件・証明書の提示要件はご自身の責任で外務省のウェブサイト(日本語)・渡航先政府又は駐日在外公館のWebサイト等を確認してください。
③医療機関を検索する
- 「検査手法」「都道府県」「市区町村」「アクセス可能な駅」で絞り込みを行うことができます。
- 「日時指定予約」にチェックを入れて、希望日と希望時間を指定することもできます。
- 「電話予約」にチェックを入れて検索すると、電話で予約できる医療機関が表示されます。
- 検索結果は検査価格と証明書発行手数料などの合計金額が安い順に表示されます。
- 「病院の詳細を見る」をクリックすると、対応言語やキャンセルポリシー、予約時の注意事項などを確認することができます。
※検査の予約は、日程に余裕を持って行ってください。医療機関の混雑状況によって、検査開始時刻は予約よりも前後することがあります。また、検査の結果「判定保留」となった場合、再検査のために判定に遅れが出る可能性があります。
④予約する(サイト上で予約する場合)
- ▼マークをクリックすると、予約可能な検査枠を見ることができます。予約したい検査枠を選択してください。
- 表示される注意事項やキャンセルポリシーを確認してください。
- 申請者情報、渡航者情報、航空券情報を入力して「次へ進む」をクリックします。
- 入力した内容を確認して「申し込み」をクリックしてください。
⑤予約する(電話で予約する場合)
手順3で「電話予約」にチェックを入れて検索すると、電話で予約できる医療機関が表示されます。ご自身で直接医療機関に電話をかけて予約してください。
- 予約確認
画面上部の「登録済予約一覧」をクリックすると予約を確認することができます。
予約が確定すると、ステータスに「予約確定」と表示されます。
また、一番左の▼をクリックすると詳細情報を確認することができます。
※数日経ってもステータスが「予約確定」に変わらない場合は、医療機関に問い合わせてください。
- キャンセルしたい場合
4)の予約確認画面で、右端にある「キャンセル」をクリックします。
※キャンセルすることが決まったら速やかにキャンセル手続きをしてください。
※キャンセルポリシーは医療機関によって異なります。必ずご自身で確認してください。
問い合わせ先
「TeCOTコールセンター 海外渡航者用ナビダイヤル」
電話番号:0570-039656(IP電話等から:03-6830-8027)
受付時間:9:00〜17:00(土日祝日ふくむ)